タッタッタ…………
リズムよく、私が階段を登る音が、グアンと響き渡るようにして、聞こえる。
私は、ひっそりと銃をパーカーの内側に隠した。
「誰だ!」
大人の足音じゃないと気づいたのか、階段の上の方から。男に見下ろされた。
「うるさいわねっ! トイレくらいいいじゃないっ!」
私は、さっきよりも速度を速め、いっきに階段を登った。
「待てっ、このクソガキがっ!!」
男が私の腕をつかもうとした。 私は素早く避け、大きく息を吸う
「この変態男っ! 女の体に気安く障るんじゃない! そんなに触りたいなら……いいわ。私エイズだもの!!」
男がギョッとした表情を浮かべ、少しずつ私から離れた。
エイズなんて言葉、使ってごめんなさい…………これじゃあ、本当に病気の人に失礼だ。
心の中で謝罪し、私は自分の教室まで走り出した。
ガラッ!!
教室の前に来た瞬間、中に投げ入れられた。だけどなんとか着地した私。
「優香!」
「美空ちゃん! 大丈夫――――」
美空ちゃんの足から、いっぱい血が出ていた。かすり傷のようだけど、撃たれてかすったのだろう。
「やっばいよね、私撃たれちゃってさ。別に全然平気だけど……」
クラスを見回した。色々なものが壊れている。 窓ガラスは割られていて、机も跡形もなく
イスは、ほとんど外に投げ出されたようだ。
どうやら、そう簡単には抜け出せないらしい。
私はいつも持参の大きめの絆創膏を、美空ちゃんにわたした。
けっこう血が出てる。クラスのみんなも怪我をしてないい人は居ないと思う。
早く………………何か作戦を考えて、逃げ出さないとっ………………!
祝20!!
コメント無し系なので、進むの遅いですが頑張りましたっ!!
これからも、コメはhttp://ha10.net/test/read.cgi/frt/1363484558/l50でお願いしまっす!!
次のお祝いは40かなw できれば20ごとにお祝いしたい☆
ん? でもこの話40まで行くかなー?
まーいいやw これからも応援よろしくですっ!
あと、>>20の上から10段目 『障る』× 『触る』○
まだ間違いあるかもですが、見逃し願いますっ!!