パートナーの名前は小田恭平さん。 年齢は同級生だから、中一の十二歳だ。でも、男性は小学生でも結婚できる。 「恭平さん、ちょっとお話があるの。」 私は腕時計のようなものに話しかけた。 実はこれ、携帯電話。 「ん?」 「…子供、作りたいの。」