the trein magic〜鉄道の魔法〜

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3:beima \(・∀・)/◆bY:2015/02/20(金) 18:14 ID:cpE

第一章〜出会い〜
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 あれは、4年の頃の夏の日だった。
電車に乗って一人旅をする小学四年という少し変わった状態の奴だったかもしれない。
その日に起こった鉄道の魔法は、今、仲のいい「双葉 遥」との出会いだった。

朝、母さんの出勤と同時に家を出て母さんの職場の最寄駅で別れたところから一人旅が始まった。
鉄道旅行には慣れっこだった僕は、心配性ではあったけど「鉄道に関しては怖いものなし」という感じだった。
予定は特になく乗りたい路線に乗ったり、見たい電車を見たりというただのお出かけに等しい旅だった。
僕は、最近引っ越したばかりで京浜急行の沿線の家に住んでいる。
今日の朝は、珍しく乗り物酔いをしてしまったがそれもそのはず。
京急の名物だからね!!高速でカーブを走る京急はよくゆれる。
酔いながらも、横浜についた。
人の波に飲み込まれるように階段へ向かった。
ここから、JRに乗換だ。
今日は、東海道線に乗る。もちろん混雑しているのは覚悟している。
列車に乗ると、すっと席に座った。
列車は、川崎、品川、新橋に止まり、東京についた。
東京駅では、新幹線を見て行くつもりで来た。
入場券を買い、改札に入ると雰囲気が一気に変わった。荷物を持った人が急に増えた。夏だからだろう。
どの新幹線を見ようかと思い電光掲示板をみた。
僕は、新幹線つばさを見に行った。
銀色に、緑のラインはとてもかっこよかった。しかし、これを在来線で見ることができるのだ。
山形新幹線という新幹線を走るつばさは、山形に向かう線路を在来線と共用している。
しかし、線路の幅は違う。そのため、線路が三本あるのだ。いつかは見てみたいと思う。
夏休み期間だととても混雑していてホームが歩きにくかったのもあり、3本の列車を見送り早々と改札をでた。
すっかりお昼になっていた。お昼を食べようと思い上野駅に向かうことにした。


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