続きです 月日が経ち、咲綾は小学5年生になった 咲綾は学校の女王様と言われている ファンクラブまである 一部の女子からは嫉妬されているが、先生や後輩、先輩からの人望はかなり厚い 周りの憧れの的なのだ けれど、友達と呼べるものは10人だ 10人いればいいのだが 人気者から思えば少ないのだろう 先週、咲綾はクラスの人気者とその親友の話を耳にした 「あいつって、友達10人しかいないらしいぜ」 「少ねぇよな」