トランプガールズ

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2:レモンクレープ:2015/06/04(木) 20:01 ID:hnA


トランプ帝国

「クイーン様,お逃げください」

「ダミアン,ジャスミン元気でな」

「母様,母様」

・・・・・・・

「また来た,貧乏女」

「家が貧乏だから洋服も毎回同じなんですって」

私は桐島詩桜,小学4年生
私は貧乏なゆえ学年うんうん高学年達にも虐められた日々

『桜子様,おはようございます』

「ご機嫌,皆様」

「・・・・・・・」

「ご機嫌,詩桜ちゃん」

「・・・・・・・」

「酷い,私がせっかく声かけたのに無視するなんてなんで酷いからしら」

「謝れ,桐島」

「謝れ」

ーバシャー(水をかける音)

毎日,毎日酷い残酷な日々

その帰り

「あのう,桐島詩桜さん?」

「だれ?」

私に話しかけて来たのは22歳と思われる青年

「これを貴女に渡したかったのです」

青年が渡したのはJの形をしたペンダント

「これは」

「私はトランプ帝国という国から来たジャックです,滅亡してしまいましたが,6つのクリスタルがある,そのうちの1つジョーカーの持ち主が君だ,ジョーカーは6つの中でもパワーが高いクリスタルだ」

「そうなんですか?」

「では,私はこれにて」

・・・・・・・

「うん?詩桜ちゃん,綺麗なペンダント」

「・・・・・・・」

「これ,わたしによこしな」

「駄目,これは私の宝物なの」

「あんたなんて貧乏女が似合わないわ.トオルワタル」

『はい』

ーピカッー

「何なの?この光は」

「眩しい」

・・・・・・・


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