大好きな背中

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2:七海:2015/07/08(水) 17:46 ID:y/2

*キミと見た景色*

「ママ、パパー!」

「どうした?菜乃。」

「疲れたー!」

当時5歳のあたし、柴崎菜乃葉。

「疲れたって言われたっておばぁちゃん家すぐそこだよ??」

そう言いながら笑顔で手招きするお母さんが可愛くてすぐにママー!と笑顔で手を握る。


「はい、着いたぁー。」

そう言うとお父さんがインターホンを鳴らす。

開いた扉から笑顔の顔を除かせるあたしのおばぁちゃん。

「あらぁー、いらっしゃい」

「ばぁー!」

「菜乃ちゃん、今日はね、近所の花火大会があるんだよ。」

花火大会。

「いきたーい!」

「いいよ、じゃあ、まずはおめかししようねぇ。」


「菜乃ちゃん可愛いよ。」

おばぁちゃんが、浴衣を着付けてくれた。

「菜乃って感じの浴衣だね。」

お母さんの笑顔。

菜乃の浴衣は白地にピンクの桜。

名前は『菜の花』なのに『桜』なんて変かな??

「よし、じゃあ行こうか!」

「うんっ!」

あたし達は花火大会が行われる浜辺に向かった。


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