ガラッ先生が入って来たのだろう。急いで席に座る。
「今日は始めに転校生を紹介する。」
転校で入って来るということはよほどの学力の持ち主かコネだろう。
「名前は金輪 (かなわ)深衣(るい)君だ、今回は特別にLINE で繋がる時間、二分。スタート!の前に自己紹介だ。うちの看板、二人にしてもらおう。
「はいo」
偉そうに立ち上がったのは、紗季と長身の男子だ。
「オレは美川 皇子。よろしく」
「ワタシは竜胆 紗季。よろしく」
「じゃあLINE で繋がれ、」
ガタガタと深衣にちかずく、皇子がLINEのIDは?と訪ねた。