なのか 「えーっと、私のクラスは…」
クラス表が貼られた掲示板にたどり着いたなのかは、生徒たちに押されながら前に出る。
なのか 「のいちご…野苺…野苺………あ、あった!」
なのかのクラスは、六年三組だった。
なのか 「へえ、結構知ってる人もいるな…何だか上手く行きそうな気がするっ!」
なのかは桜の木を見上げ、にっこりと笑った。
〜数日後〜
なのか 「う〜ん、やっぱり今日も行きたくないよ〜…」
なのかは顔色の悪い状態で教室に入る。
なのか 「はぁ…」
なのかは挨拶もせずに席についた。
なのか 「はあ…まだ朝なのに…」
しの 「野苺さん、ちょっといいかしら」
なのか 「っ!!う、海風…さん」
しの 「場所を移動しましょう。下級生が見たらあらぬ誤解を受けるわ」
なのか (下級生に誤解されることって何〜…まさか暴力!?)