「ショウちゃんてば、いつもそんなことしてよく先生から怒られないね………」
「フッフッフッ、先生の機嫌をいつ何時も怠らずにとる、そして先生の前だけ真面目になっておけば、『こいつは頭が悪いが根は真面目』というレッテルを貼られることなど容易いのだよメイ?」
さすがは僕。
そこら辺の餓鬼とは違うでござる。
「まったくもう……。そんなことしてたら近いうちにバチが当たるよ?」
「………………」
僕は何も言わずに今日返されたおそらく親が見たら激怒するであろう答案用紙を彼女に見せた。
何も言わず深いため息をつくメイ。
残念ながらバチならもう当たったのだよ。