始めまして!ほのあさん!私はすずかって言うアホです!1+1も出来ないアホ何ですううぅ!」
「この子がこれから村長になるのねぇ〜。まぁ、あたしが村長になってあげたい所だけど、今回だけは譲ってあげるわね!」
「貴方何処かで見た事有る気がするなぁ〜…そして、攻められたいでええぇーすッ!!」
「失礼だよっもみじ!…ま、そう言う僕も初対面の人に敬語使えないけど☆」
四人も人が居てペラペラと喋るからか、喋るターンが掴めないほのあ。四人は中身が空っぽのクラッカーを手に持ったまま挨拶をし、自己紹介を始めた。
右側の女性二人は、すずかともも。すずかはほのあの友達になりたいと言う事を代表して出迎えに来たらしい。ほのあと同様、前向きで明るい性格。ももはすずかに無理矢理やらされて仕方なく出迎えをしていると言うが、本当は代表をしたいと言う事で出迎えに来たらしい。以外にツンデレな一面を持っている。
そして左側の男性の二人はもみじとよもぎ。もみじは面白そうなので出迎えに来た。との事。見た感じ、ただのドMの様だ。そして最後の男性はよもぎ。元この村の村長だったらしく、ほのあが村長になると共に秘書になったと言う事で出迎えに来たと言う事。どうやら初対面の人に敬語が使えない人らしい。(どんなに偉い人でも)出迎えに来てくれたのは、全員個性的な人達だ。
「えっと…私はほのあ!理想のほのあんぱん作りを目指しているんだ!良かったら皆、お一つどう?」
そう言って、ポーチからは出せない様な量のほのあんぱんをそこら辺にばらまき、その出迎えの四人と村の人々は、そのほのあんぱんをネズミの様にかじった。
「…!美味しい…!こんなに旨いもん食べたのは初めてだ!」
「私、あんぱんは苦手だけどこれなら食べれそう!美味しい〜!」
「絶妙な甘さと口に広がるこしあんがなめらか…見た目からは想像も付かない美味しさ…凄く美味しーい!!」
ほのあんぱんを食べた全員は、全てほのあんぱんの味に虜になっている。さっき一口でかじっていたのが嘘の様にバクバクと食べ出した。不味い、と言う人は、この際一人も居なかった。もっとくれと言ってくる人は居ず、一つでお腹がいっぱいの様だ。ほのあは笑いながらそうだろうそうだろうと皆に自慢気に言っている。
「やっぱり、村長は村長に相応しい!こんな天才的なあんぱんを作るだ何て、村長の中の村長だっ!」
「村長村長うるっさいわよ!」
「まぁまぁ!ももだって美味しかっただろ?」
「うっ…まぁ、美味しかったわよ!また食べたいと思ったわね。流石にイチゴミルクチョコレートマシュマロには敵わないわっ!」
「ほのあんぱん…ネーミングセンスはアレだけど、味は美味しいから許してやるか!」
皆が笑顔になれる様なほのあんぱんを作っているから嬉しい。と皆に笑顔を見せるほのあ。ほのあが皆にあげほのあんぱんは、もはやももが言うイチゴミルクチョコレートマシュマロ何て目じゃないくらいだ。すずかはほのあんぱんをどうして作っているのかが気になり、ほのあに魅力される。…と言っても、何方も女性なので憧れるだけだ。