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3:ナッツ (ノ ゜Д゜)ノdice4:2016/07/08(金) 16:42

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カランカラン。ドアのベルが勢いよく鳴る。

「あれ今日は、はやかったのね。」

よく通る声がして、僕はパッと顔を上げた。

おぉー!そこにいたのはとてつもない美人.......大人美人であった。
ややオレンジ色の長い髪は背中まで伸びていて優しそうな瞳でこちらを見ていた。
そんなに見られたら惚れそうだ。

「あら、静輝だと思ったけれど.........、新しいお客さんね。」

「こ、こんにちは。」

お客さんと言われて慌てて挨拶をした。

「中学生?高校生?まぁ、あとで静輝に聞いたらいいけれど.......と、噂をすれば。」

トントントントントン
不気味な靴音に僕はびっくりして周りを見渡した。

「紅葉、久しぶり。」

ドアから出てきたのは青っぽい髪の女の子。
長い髪をツインテールにしていた。
少年のような(少し)つり目だけれど、とても美少女だった。

「お客さん?お客さんなんて1年くらい来なかったのになぁ、まー名前は?」

「静輝、あなたの占いで見てみたら?」

こそっと紅葉と言われた大人美人はつぶやいた。

「え?あ、そうだな。まず、私の紹介から。私の名前は青占 静輝(ジョウセンしずき)占い師だ。桜凪高校の2年。これでいい?」

「え?あぁはい。僕は.............」

2年ってことは僕より年上だな
占い師って..............?

「じゃあ、占いを始める。生徒手帳は持ってる?」

「はい。」

言われた通りに生徒手帳を出す。
静輝さんは生徒手帳を見て、にっこりと笑った。

「あなたの名前は夕日蛍。総武高校の1年。性別は男。どう、あたってる?」

いや、そりゃ生徒手帳を見たらわかるだろ!
思わずつっこみたくなる。
でも一応年上だから............

「い、いや、それは生徒手帳に書いているんで..................。」

「私より1つ年下だな。で、次は何がいい?恋愛、結婚の占いをしよう。」

人の話を聞けーー!
心の中で叫ぶ。
って、結婚?占って欲しい....。
そして、静輝さんはじっと僕の顔を見て口を開いた。


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