ーーーーその頃ーーーー
「ねえまだぁ?俺もう疲れたんだけど」
俺の名は「霧崎 英治」
桜小学校の六年生だ。
今は夏休みだけど図書委員の仕事があって学校に来ているわけだ
「ハアァー、何言ってんの!あとまだ1時間もあるよ!」
セーラー服に長い髪の、この女の子は「遠山 香里」と言って俺の同級生、そして同じクラスでしかも同じ図書委員なのだ。
「ふあわぁまじかよ〜」
ため息をついていると
「何ぼけっとしてんのよさっさと働きなさいよ!」
ガン!
「イッテー!わかっまよわかりましたよ」
(くそっ早く帰りテェー!)
この時はまだ思いもしなかった。
まさかあんな悪夢が訪れるとは……