面白いです!
ありがとうございます!
涼風「じゃあまず自己紹介してー」
この男子は朝、向坂君に飛びついてた人か
涼風「じゃあ俺から〜。涼風大和です!よろしく!」
梓(元気な人だな…)
多分小学校生活を満喫していた部類に入るのだろう
そしてもう一人の男子が自己紹介を始めた
六城「僕は六城茜。よろしくね」
梓(頭よさそうだな〜)
そんなことを考えているととうとう向坂君の番になった
向坂「えっと…向坂時成です。よろしく…」ペコ
梓(時成君っていうんだ……って!もうなんなのよ!)
私は自分の頭を軽くコツくと自己紹介をするときの言葉を練習し始めた
梓(朝霧梓です…よろしくお願いします…朝霧梓です…よろしくお願いします)
梓「朝霧梓です…よろしくお願いします…朝霧梓です…よろしくお願いします」ブツブツ
涼風「あの〜梓ちゃん?声出てる出てる!」
梓「えっ!?あっ!すっ、すす、すみませんでした!!そのっ、あのっ!よろしくっ!です…」
涼風「あはははは!おもしろいなー、よろしくな!」
梓「ははははは、はいっ!」
向坂君はびっくりしたような目でこっちを見てきた
梓(うぅ〜見ないでよ〜恥ずかしい!)
桜庭「大丈夫?」
梓「うん…」
そうなのだ。私は男の人と喋る時は必ずこうなってしまう
女子は話せるのになぜ男子はこう駄目なのだろうか…
桜庭「桜庭葵です。よろしく」
駿河「駿河和歌だよぉ〜よろしくね!」
そうやって駿河は向坂君に抱き着いた
それを見た瞬間体が熱くなった
梓(何してるの!べたべたしないでよ!)
そうなった自分を見て、思わず身動きできなかった
梓(なに…今の…私、怒った…?)
今この出来事に、私は茫然と立ち尽くした