泣いていい?w
ありがとうございます
少し書いてて悲しくなりました
始業式___
私はなんで学校に来ているのか、分からなかった
一年間頑張ってきたのに
楽しかったのに
突然、遊園地に行ったときの記憶がよみがえった
梓(あの時に戻りたい…楽しかったあの頃に…)
だけど、それはもう叶わない
私は一人、トボトボ廊下を歩いていた
その時だった
駿河「梓ちゃんなにしてんの!?」
廊下に和歌ちゃんの声が響き渡った
梓「なにって、別になにもしてないよ」
私は乾いた声で笑った
駿河「そうじゃなくて!向坂君のところ行かなくていいの!?」
梓「いいよ、もう。だって二度と会えないんだよ?それにもう、間に合わないよ…」
駿河「バカ!あんたが行かないでどうすんの!私は向坂君の事諦めたのよ!
私の分も最後まで頑張りなさいよ!」
梓「え…?諦めた?」
駿河「そうよ!あんたのために私が諦めたのよ、この私が!」
そんな事初めて知った
和歌ちゃんが、そんな____
その時、私の中からなにかが沸き上がった
駿河「向坂君なら今バス停にいるはずよ。十二時には出発するらしいわ」
時計を見ると、もう十一時四十五分だった
梓「っ!・・・・」
私は何も言わずに走り出した
全力で 誰にも負けないくらい、早く走った
梓「急がなきゃ…!」
雪や風が矢のように突き刺さり、息も切れてきた
それでも私は諦めなかった
そしてバス停の上の歩道橋から、向坂君達の姿が見えた
梓「「向坂君!」」