林間学校1日目の朝は早い。
集合時間は6時30分と、遅刻組にとってはかなりきつい数字である。
僕はいつも早起きな方だけれど、念には念を。
昨日は10時に寝た。
少し眠気が残るなか校庭に行くと、15分前でもかなりの人が集まっていた。
「おは〜陽太」
こちらも眠そうな幸亜。
しかし髪はバッチリキメている。
「俺のほうが早かったな〜陽太!」
考祐はサッカー部でいつも朝が早いので余裕な表情だ。
月海和を探すと、もうすでに列に並んでいた。
とりあえず、グループのメンバーはそろっていたことにホッとして、僕も列に入る。
月海和に軽く挨拶をして、人の間をすり抜けていく。
なんでこんなに、
ドキドキしてるんだろう。