君らとの過ごす最期の時間

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5:いちごオレ:2016/12/08(木) 19:39


いつもの朝
オレは毎日仲間とバンドを組んでいた。

「伊織、おはよ」

「おぉ」
それは幼なじみ5人組を組んで
「オレンジ★スカイ」
何か甘甘コンビだぜぇ〜。

まあ、うちの女子であるベース担当が
名付けた。

「なあ、終わったら何か」
一人目は相野潤
ギターを担当する男子である。

「焼き肉くいてぇ〜」
二人目は早見夏希
ドラムを担当する男子である。

「お金はない」
三人目は渡辺里琴(通称はりこ)
ギターを担当する女子である。
たまにボーカル担当も。

「大丈夫だ」
四人目は佐藤芽衣
ベースを担当する女子である。

そしてオレはボーカル担当
毎日 毎日 音楽を通じ合える仲間なんだ。

この四人と出会ったのは幼稚園の入園
この時から仲が良かった潤と夏希
熟れ始めるようになってから里琴と芽衣

バンドを興味始めたのは10歳
夏のお祭りでイベントでバンドをやっていた
若い人に一目惚れて
そこかややり始めるようになってからは
小学校6年生からだ。
まだまだ下手な所がある。

でもオレらは決めた皆でデビューをする。
明るい未来を目標にしていた。

最近では女子のふたりが作詞作曲やデザインを考えてきてくれる。

楽しい時間である。

「はあ、本当に楽しいな」

「本当ね」
まだ異変は気づいていなかった。
オレが知らない間に悪魔が縛り付けられていたとは。

「げほげほ」

「大丈夫?」

「あっ、芽衣」

「最近風邪ばかりだよ」

「まあ、歌いすぎだ」

「気をつけてね」
ボーカルは声が命
声がでなけばボーカルは難しい

「そうだな」
たまには頭痛も酷いし腹もいたいし
微熱も多少だった。

まあ、疲れだろうと簡単に決めていた。
これが一週間前のオレだった。


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