第四話隠しながら
あ「お疲れさまでしたー!!」
部活が終わり、下校。お兄ちゃんが来るまで、まだ時間があるから
忘れ物取りに行こうっと。
<がららっ>
あ「あれ?蒼空くん??」
教室には、蒼空くんが残っていた。
蒼「おう。どうしたんだ??」
あ「あ、忘れ物を取りにね。蒼空くんも?」
蒼「まあな。にっしても、忘れ物とかするんだな」
あ「??どゆこと??」
蒼「しないかと思ってたからさ」
あ「えー?でも、珍しいかな(笑)」
だって、【ある子】で頭がいっぱいで確認忘れちゃったんだよね。
【ある子】が、蒼空くんなのは、内緒だよ??
時計を見ると、集合時間まで時間がなかった。
あ「あっ、もう帰るねっ!!バイバイ、蒼空くん!!」
蒼「じゃあな、あやめっ!!」
<だっ>
急がないと、怒られちゃうっ(汗)
あやめは、急いで廊下を走っていた。真っ赤な顔と、
蒼空が発した声と言葉が頭をぐるぐる回ってることを隠しながら....。