君と最後の夏

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3:mirunu◆MM:2017/01/28(土) 20:31

ープロローグー

海沿いの道路。少しの街灯。
裏山で、セミ達が夏の終わりを知らせるように、鳴き続けている。

私は走った。
裸足に小石があたって、刺さるように痛い。
涙が後ろへ飛んでいく。
今、君に逢いにいくから。

だから…もう少しだけ待って。
急がないと。早くしないと。夏が終わる。

そうしたら、君にもう2度と逢えない。


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