【リレー小説】学園女王【企画?】

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241:文月かおり◆DE >>240 続き:2018/11/24(土) 22:02

(うわああ、本編のみ更新で分かりにくかったですねすみませんっ
 なんだか私の伏線にもお気遣いいただいたようで、ありがとうございます嬉しいです*)

【そろそろ慣れたね恵里視点 >>240続きから】

「大分昔に遡るんですが……」

 そう、本当に昔の話。具体的に言うのなら、私が生まれた頃からのお話。
 それでは初めに、皆さんに爆弾発言をプレゼント。

「まず、生徒会会計の神狩美紀先輩は、会長の幼馴染……ではありません」

 チラと亜衣たちを見てみると。
 は? という顔で固まっていた。
 フリーズすること約3秒。

「え、ちょ、ちょっとストップ。神狩さんて、会長の幼馴染だから会長の手伝いしてるんじゃなかったっけ!?」

「そうだよ恵里! てゆーかあたし、恵里が会計さんと話してるの見たことない」

「正直、スパイとかじゃないか心配ですけど……」

 うぐ、と言葉につまる。

「絶大な権力を持つ生徒会長の、幼馴染かつ補佐かつ腰巾着。自分と風花百合香は幼馴染だって、本人が言ってたことがあるけど。実は違いますなんて急には信じがた——

「でも! ほんとです。美紀は私の幼馴染なの! 美紀は、あんな人の手下なんかじゃない!!」

 つい大声になってしまい、遮られた藤野先輩たちは変な顔。

「あ、す、すみません……でもホントなんです」

 ぎゅ、と手を握り縮こまると、松葉先輩はしびれを切らしたようで。

「あのなー……分かったから早くしてくんねーか? わりと真面目に」

「そうだよ恵里ー。まいてまいて。めちゃ気になってるから」

「は、はい、ではあの、詳細は後日ということで、横槍禁止令でお願いします」


 片津を吞んで身を乗り出す観客6名。壁の向こうで音漏れに耳を傾ける招かざる観客1名。
 どちらにせよ、重大な話をするのには最高の状況。

 私と、私の幼馴染の過去を告白するのなら、せいぜいドラマティックに頑張ろうじゃないか。


 そして私は話し始めた。


「神狩先輩の家は、3つ隣のご近所さんでした————」


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