放課後。
音葉は帰る直前に、呼び出しをくらった。
私は音葉が来るのを待っている。
桜「(まだかな〜。)」ピロリン
あ、LINEだ。
音葉(LINE)「やっと終わった!待たせてごめんね(汗)今すぐ向かうね!」
桜「お、やっと終わったのか。」
遥「お姉ちゃーん!!」
桜「遥。遥もこれから帰るの?」
遥「うん!」
桜「1人で?」
遥「いや…あ!来た来た!私、ちゃんと一緒に帰る子いるから、大丈夫だよ!」
桜「そっか。」
遥「じゃあね!!」
琉太「お待たせ。待った?」
遥「ううん!さっき来たとこだよ!」
琉太「そうか。あ。」
遥「ん?」
琉太「ちょっと用事思い出した。ちょっと待ってて。すぐ戻ってくる。」
遥「はぁい。」
琉太君がこっちへ近づいてきた。
琉太「あの。」
桜「…え?私ですか?」
琉太「うん。名前、なんていうの?」
桜「え。」
初めて会うのにいきなり名前聞いてくるんだ…。
琉太君は元々そうゆう性格なのかな?
桜「ええと、早見桜です。」
琉太「早見?もしかして遥のお姉さん?」
桜「あ、はい。」
琉太「だと思った(笑)。顔似てたから。」
あぁ〜なるほど。多分遥と似ている人がいたから気になって声かけてきたんだ。
桜「あの…遥とは、どういう関係ですか?」
琉太「え?ただの友達だよ。」
桜「え、カップルじゃないんですか?」
…って私何唐突に聞いてんの!
琉太「ははは(笑)。んなわけないよ。」
桜「そうなんですか…。」
琉太「てゆうかなんで敬語なの?」
桜「あ。」
琉太「遥のお姉さんっていうことは、3年生でしょ?俺と同い年。」
桜「あ、そっか。そうだった。」
琉太「気付いてなかったの(笑)。面白いね。」
桜「別に面白いこと言った覚えないです。」
琉太「また敬語。まぁちょっとずつ慣れてくれればいいよ。遥が待ってるから、じゃあね。」
桜「さようなら。」
結構気さくで喋りやすい人だった。