『…オイ!なんとか言えよ高村!いっつも黙ってテサァ…そういうとこがウゼェんだよ!』
腹を殴られ吐きそうになる。僕の体はボロボロで顔やスネ、ひざなどはもう殴られてあざができていてもう言い返す気力もなかった。
『高村ァ〜 お前、きたねぇから俺が洗ってやるよ、ソレッ!うわービッショビショじゃん!ウケる〜』
水をかけられ洋服から水が滴り落ちる。もう何回目だろうか、こんな目にあうのは。いじめっ子達は僕をみて笑いながら帰っていく。僕はその日、決心した。「強く…なりたい」
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