不思議な鍵に導かれ、魔法使いを目指す少女の物語

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1:りんか:2017/05/21(日) 07:41

「悪いやつは、追い払ったよ」

これは...夢...?

「無事でよかった...」

そっか...あのときの...

「この鍵は、君が持っているんだ...いいね?」


待って、まだあなたの名前を――――


目が覚めた私は、列車の座席に手を伸ばしていた。


「あのときの夢、なんで今見るんだろう...」

私は、不思議そうな顔で首元の鍵を見る。

「この鍵...街に着いたらなにかわかるのかな?」


いろいろ考えてると、アナウンスが入ってきた。

「次は、終点。マジックタウン...」

「あ、次だ。準備しないと」


列車を降りた先に、あんなことが待っているなんて
このときの私には想像もつかなかった。


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