1,お悩み相談委員会、発足
玉井七瀬、どうってことない、小学6年生。
今は、委員会のPRタイム。
5年生が新しく入るから、是非とも我が委員会に!ってやつ。
「七瀬、だいじょーぶ?」
親友の、玉来心海が聞く。
うん、昨日も練習したから、
「全然だいじょーぶ!それより、心海、我が委員会に入ってくれない?」
心海はすまなさそうに、(でもホッとしたような)
「ごめん、体育委員会に入ったから、ムリ」
・・・・・全然、傷ついてないからね!
でも、何故か目から雫が。
ハァァ!
自信が無くなってくる!
がんばるんだ、私!
やればできる!
「では、続いて、お悩み相談委員会からの、PRタイムです」
司会が、淡々と言う。
緊張する。
5年生全員の、視線が集中。
「お悩み相談委員会、委員長になった、玉井七瀬です。お悩み相談委員会は、一昨年ありましたが、去年は無かったので、今年新しく、発足しました。主な活動は、皆の学校生活の悩みを解決する事です。是非、入ってください!」
言えた!
パチパチ
拍手が送られた。
あぁあ!
誰か入ってくれると良いなぁ!