「良かったじゃん、PRタイム」
心海が、ニコッとと笑って褒めてくれた。
良かった!
あんなに練習して!
でも、ドキドキなのは、5年生が入ってくれるか!
6年は、私だけだし・・・・。
あっ、でも、まだ委員会に入ってない6年もいるから、積極的に行こう!
2,メンバー探し!
うーむ、誰に頼もう?
恋愛のスペシャリストとか、いたら役に立ちそうなのに。
「ちょっと、退いてよね?」
悩みながら、廊下を歩いていたら。
後ろから、声をかけられた。
えっと・・・誰?
「あの、誰、ですか?」
後ろにいたのは、ポニーテールの切れ長の目が特徴的な女子。
女子は、あきれたように、溜め息を吐く。
「高橋こばと。知らなかったの、6年間も」
高橋こばとは、苛々と、
「退いてよね、私忙しいんだから」
「あ、あの!」
このチャンスは、逃せない!
「高橋こばとは、委員会入ってない?」
高橋こばとは、ハァ?と頭に疑問符を付けて、
「何勝手に呼び捨て・・・入ってないわよ?」
と、答えた。
よっしゃぁあ!
キターーーー!
「あの!お悩み相談委員会に、入ってくれない?」