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○>>94
驚いた私は、夕陽ちゃんに聞く。
「えっ・・・じゃ、今、木下くんは?」
夕陽ちゃんは、目を真っ赤に腫らして、
「1人で、・・・帰って、ちゃった」
ハァ!?
嘘でしょ、木下くん!
岸原くんもやってきた。
「よぉ、夕陽・・」
夕陽ちゃんはうるうると、岸原くんを見上げた。
そして。
「お兄ちゃんっ!」
岸原くんに抱きついた。
驚いたのは、岸原くん。
「ど、どうしたんだよ。夕陽?」
私は、事の顛末を教えた。
岸原くんは怒りで顔を赤くして、
「何だよ!あの野郎!ぶっ殺してやる!!」
私もだよ!!!!
夕陽ちゃんをフるなんて、最悪な奴!
でも夕陽ちゃんは、私を止めた。
「良いです、七瀬さん。お兄ちゃんと仲直りできただけで、良いです」
夕陽ちゃん優しい!
これで、良いのかな。