ケモナーと4匹の【超越者】

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2:グワッル:2017/08/02(水) 03:37

【変更のお知らせ】
主人公の苗字を獣野から虎野に変更致します。誠に申し訳ありません。
〜オープニング〜
ここは上帯画市。自然と建物が入り混じった所。地形を生かした建物もある。例えば、ロッククライミング場は、実の巨大な岩を使っているとか…。そこに上帯画中学校という中学校がある。そこは何とも変わった学校で、天才は勿論、文系、理系、体育会系、更には変人やオタク等の生徒がいる。まあ、この学校では日常茶番劇であるが…。その“変わった”人が世にも珍しき部、「漫画部」にもいる。
名は、“虎野創太”。彼はその漫画部の部長であり、創業者でもある。では何故彼は変わっているのか。何故なら、彼は“ケモナー”だからである。そればかりか、彼が描く漫画はいつもケモノ関連ばかり。
今日もまた漫画を描き、見せ合い、話し合いの日々。
虎「おーい!」
鮫「ややっ!この声は!先輩!」
虎「虎野入れとけ」
鮫「い、いやー…ちょおっと口癖で…エヘヘ…」
虎「そうだ!出来立てホヤホヤの漫画見せるんだったんだ!」
鮫「おおっ!どんなっすか!?どんなっすかぁ!!?」
虎「どぉだっ!」
そういって、出来上がりの漫画をピラッと見せると、
鮫「おお…やはり先輩が描く漫画は輝きが違うっす…まるで、少年ホップのかの大先生みたいっす〜…!あっ!自分のも見てほしいっす!」
虎「…ほぉ…。ずいぶん細かい所まで描いておるなぁ…。」
鮫「えっへへ〜♪そこまで言われるとテレ…
虎「細かい所に集中し過ぎて別の所はグッチャグチャな件に関して。」
鮫「そっそこは忘れてほしいっすー!!」
虎「ハッハッハー!その件を解消すべく、早速特訓じゃあああ!!!」
鮫「んぎぎ…分かったっす〜…。」
  (んぎぃぃぃ…オイラが…オイラが部長になればぁぁ…より良くするのにぃぃぃ…特訓て…)
というような日々である。
この話し合いの中で“鮫”という文字が入っていたが、この“鮫”の正体は“鮫野尺”。獣野の後輩である。だが、この物語では触れない為、あまり説明しないでおこう(何でっすか〜!)ん?
チャイムが部活動の時間の終わりを告げ、虎野と鮫野は下校。それぞれ、別の帰り道を行く。いつも同じの帰り道。いつも…同じの…。
急に獣野が立ち止まる。段々と地面が激しく揺れ始める。地震だ。しかし、いつもと違う。激しい。とてつもなく激しい。すると、いきなり道路が崩壊し、穴が出来た。しかも獣野の真下に。虎野は成すすべもなく、真っ逆さまに落ちていった。

…死んでいない。何故か死んでいない。遥か上、というか上の地面からこの大地に猛スピードで落ちた。何故?何故?何故の連続だ。どうして自分は死ななかったのか、どうして自分は…傷すら付いていないのか?
虎野が座って戸惑っていると、謎の4匹が現る。
「…あんた…誰だ?」
「見たところ…【未超越者】だな。」
「・・・。」
「うーん…あたしにもよく分からない…。」
みちょうえつしゃ?よく分からない。
とにかく起き上がろうとする瞬間。
自分の姿に唖然とする。自分の姿が、
虎の姿になっていた。
〜オープニング END〜


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