1.モテすぎて困るっ!〜プロローグ〜
「遅刻だぁぁぁっ」
私は美津野 恋。楠中学校に通う中2です!
…って…
自己紹介してる場合じゃないじゃん!遅刻遅刻!
「いってきますっ!」
バンッ
いったぁぁ…ドアに頭ぶつけた。
朝っぱらから最悪っ
うずくまっていたら、頭上からクスクスと笑う声が…誰だ?
顔をあげるとそこには、親友の平塚 文ちゃんが!
文ちゃん寝癖1つもないし、ツヤツヤの黒髪が太陽の光で光ってますっ。
「まったく。。恋ちゃんったらほんとドジ。」
そういってまたクスクスと笑う。
文ちゃんからかわないでよーって、言おうと思ったけれど、
すぐその言葉を呑み込んだ。
文ちゃんのいうことは全部事実…だから言い返せないんだー。。
「私ずっと恋の家の前で待ってたんだから。生徒会長の私が遅刻したらとんでもないわ。恋、行くよ。」
文ちゃんはマジメだなぁ。
「恋?おいていくよ〜」
いつの間に文ちゃん10m先くらいのところの角にいる!
「文ちゃん待ってよーーーっっ!!」
そう言って私は彩ちゃんのところまで走った。
今日はどんな出来事が待ってるのかな?
ふふっ楽しみ!