B10.天使の裏の顔V
捲られてきたスカートと同日に「キャッ!!」って言う悲鳴の言葉が出た。
それに前には李斗が、もう学校に早く着いているから驚いてしまった。
「えっと、李斗早く着いたんだね……」
恥ずかしくなってしまう私は、李斗にもスカートの下を見られた可能性があるから余計に恥ずかしいんです。
「恋歌先輩より、やっぱり心愛ちゃんのお尻が大好き❤」
「おっ、お尻って何触っているの?」
仁湖君はやっぱり解斗の弟だって確信するけど、おを少し触れた様にした。
隣の勇馬さんは顔を手にのせて溜め息を吐いていたし、李斗は驚きの余り呆気と同時に茫然と私を見つめて立ち竦んでいた。
仁湖君は小さな声で私達に言う。
「そうやって立ち止まっていても、何も解決しないと思うし欲しいものは手に入れたいから僕はキッカケを作るけど?」
キッカケって言ってもどんな風にって思うけど、仁湖君は天使の笑顔で私達をみる。
仁湖君ってやっぱり天使の様な天使じゃない発言だけど、仁湖君って案外正論を言っているかも知れない!
仁湖くん・・・。
呆れるけど、面白い子だね!
恋歌ちゃん、頑張れ!
続き、楽しみで〜す!(^^)!