8,ストッパーの役目
・・・ちょっと待て!
“今は”ってことは・・・。
土方さんが、
「此処を離れたら、斬るからな!」
おいっ!
私は、土方さんのところに行った。
鬼とは言え、それはないよ!
「なんで桂さんを斬るんですか!人斬り土方さんになって良いんですか!?それでよく、新撰組の副長になれましたね」
最後の方は、嫌味。
土方さんの額に、青筋が。
ぶちキレた・・・?
「小童も斬るぞ!?」
脅すけど、私は臆せず、
「斬れば良いじゃない!土方さんの名誉に関わりますけどね!」
土方さんの顔が、怒りで赤くなる。
目もどんどん、つり上がっていく。
リアル、赤鬼。
土方さんが、スッと息を吸う。
次は、どんな罵詈雑言が言われるか待ちかまえてると。
「夏音さんも、土方さんも。止めてくださいよ」
ごくふつうな感じで、沖田さんがそれとなく止める。
「土方さん、大人気ないですよ」
そうだそうだ!
次に、沖田さんは私を見て、
「夏音さんも。土方さん相手に、怒らないでください」
沖田さんが言うなら・・・。
しぶしぶ私と土方さんは、沖田さんの言葉に従った。
私たちのストッパーの役目をしてるのは、沖田さんだ。
沖田さんを怒らせて、命をなくすのは・・・。そこまで考えて、ゾッとした。
土方さんもそれを思ったらしく、顔が青ざめていた。
本当にちょっと待って夏音が,土方から離れたら斬るって突っ込み満載だねぇ(゜゜;)\(--;)
でも夏音の言葉にぶちギレになって、夏音まで何故斬るって言うの!?
でも夏音が負けじと土方に挑む感じに「どうぞ,斬っても良い」にしか聞こえないよ…😨
でも夏音と土方の間に割って入ってきたのが,沖田さんで良かった。
赤鬼土方がボス沖田さんに勝つ日はいつの日かね……
それに私は、夏音と土方のやり取りは大丈夫ですしもっと見てみたい。
この喧嘩するけど仲良しな感じが良いね。
(でもって,沖田さんは夏音と土方のストッパーだねぇ)