Dreamnobels

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4:Belladonna:2017/12/03(日) 14:00

U
部屋のドアを開けると、同じ孤児院に住む孤児、院の職員がせわしなく廊下を行き来している。
朝食を食べるために食堂へ向かう際に、ある女性と出会った。
ダンブルドアを彼の部屋へ案内した女だ、と横目でみて、通り過ぎる。
その女が彼に向ける視線が普段と違うことに彼は気づいた。
おそらく、あの女は僕の事情を知っている。いや、知ったのだ、ダンブルドアとかいう男のおかげで。
怒りに少し似ている感情を抱きながら、朝食をとる。

・・・もし、あの男が僕の事をホグワーツとかいう学校のいるであろう他の職員に喋っていたら?
ふと、そんな考えが浮かんだ。
そうだとしたら、僕の立場はどうなるんだ。
ああ、しまった。
後悔の念が湧き上がってきた。つい、喋り過ぎた。普段、表に出せない僕の自慢、秘密、僕は特別であること・・・・。


食べ終わると早速、昨日ダンブルドアから教えてもらった「漏れ鍋」という店へ向かうため準備を始めた。
だが、彼の全財産は質素なクローゼットの中のものなので、、昨日新しく加入した金貨達をポケットに入れるだけだったが。


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