ちょっと変哲のある俺が異世界で活躍してみた。

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4:さいだー◆ck:2017/12/15(金) 17:57


はぁ…こんなに気分が沈む日は初めてだ…。何てったって!常に!俺の顔を!見られない!

「はい」

誰かに、声をかけられた。俺の手の上には、小さな丸い鏡が載っていた。

「涼夏…。」
「か、勘違いしないでよねっ!別にあんたが心配とか、そんな訳じゃないし…。、」
「やっぱり俺の顔は美しい!」
「人の話を聞けぇい!!」
「ぐほぁっ」

涼夏お得意のドロップキックをお見舞いされる。俺の美しい顔に傷が付くじゃないか…。

でも、涼夏は昔から、なんだかんだ言って俺のことを気にかけてくれる、まぁ、ツンデレってやつだな。

「あ」
カツン、と鏡が落ちる。「ごめん、」と言いながら腰をかがめ、鏡を拾おうとした。

その時。

鏡から直視できないまばゆい光が俺と涼夏を包み込んだ。
俺はそのまま、意識を失った。


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