“5年後の私へ
私は今日中学校を卒業しました。
昨日は志望校の合格発表を見に行きました。合格してました。この時の嬉しさ、まだ覚えていますか?
高校生活はどうでしたか?来月からまた新しい1歩を踏み出します。
部活動は中学と同じく陸上部に入っていましたか?ちゃんとしっかり生きていますか?
中学の時、志望していた桜が丘大学に入学できていますか?
しっかり将来を持っていますか?
あと、今付き合っている綾李くんとは今も付き合っていますか?それとも高校か大学で別れちゃったのかな?
なにはともあれ、この手紙をもう一度開くことになる年齢まで生きていることを願います。
追伸
この手紙を開いてくれてありがとう。思い出してくれてありがとう。
中学の頃の願いは叶わなくとも、生きていてくれてありがとう。
酒井 玲那”
毎年カレンダーの3月17日に手紙開くまであと〇年!って書いてたっけ。
結果的に忘れることなく綺麗に引き出しの中に置いてあったんだけど。
流石に中身までは覚えてない。
懐かしいな。綾李くんも…。
今日、会えるかな?