プロローグ
俺の名前は飛鳥有翔。中学3年生。ただのオタクだ。
「今日も最悪だったな…」
俺は『はぁ…』とずっと我慢していたため息をする。
俺は学校でいじめられているのだ。
「おーい!オタク!」
「オタク〜お前キモ〜い」
こういう風に毎日毎日いじめられている。俺は正直辛い。家では父に暴力をふるわれる。俺の人生は最悪だった。
「はぁ…」
俺はまた大きくため息をつく。
すると、何処かから泣き声が聞こえる。
「えーん…えーん……」
横断歩道で女の子が一人泣いていた。俺は今信号が青だから女の子のそばに言った。
「大丈夫か?」
「うん…」
私が心配すると、女の子はグスグスしながら言う。
すると、女の子の方に曲がる車が通ってくる。
「危ない!!」
俺は女の子を強く押して、女の子の代わりに車に引かれた。
「お姉ちゃん!お姉ちゃん!お姉ちゃ…!」
女の子は私のことを何回も呼ぶ。私を引いた人も「君大丈夫か!?」と心配する。私は少し目を開いてたけど、もう生きる価値がなく目を気づかれないようにゆっくりと目を閉じる。
そして、事件は起こった…………