【とあるスレ民】妖さんの脳内話を書いてみるだけ【短編集?】

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3:妖桜◆oU:2018/02/23(金) 21:07

1〜
人間界のどこか、ヨウレンジャーの秘密基地…
そこに一人、悩める男がいた…
「…苦しい…。」
そう言いながら、眉に皺を寄せてため息をつく
彼の名は「羅生門の鬼」
名の通り、鬼である
「…何故だ…何故こんなに心の臓が痛む…?」
胸の辺りを強く抑え、またため息をつく

彼は、初めての恋をしてしまったようだ

〜遡る事、2ヵ月位〜

「…たまには図書館の書物を漁るのも悪くない」
一冊の本を手に取り、静かに読書をする彼
ちなみに内容は古典のようだ
「ふむ…この古典にはこう書かれているのか…」
どうやら、彼は自分(羅生門の鬼)の話を読み比べているらしい

新手の「エゴサーチ」だろうか

「…どれも俺の腕が切り落とされる展開だな…そして取り返しに行く…」
…第三者から聞いたら脳の出来を疑われる内容である
「ん、もうそろそろ日が落ちる…読書はこれくらいにして帰らねば」
本を閉じ、元あった場所にしまい、図書館を出ようとした時
彼の変身に必要な石を落としてしまう
しかし、彼は気付かず行ってしまった

その様子を偶然見ていた女性がいた
「これ…あの人の…」
彼女の名前は大園 椿
「と、届けに行かなくちゃ…!」
そう呟くと、青い不思議な石を広い、いそいそと彼を追いかけて行った


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