恋 、 時々病み

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2:赤熊百合◆6k:2018/03/02(金) 18:25



空は黒く染まり、 いつもは輝く小さな光も映さないまま
ざあざあと音を立てる水は遠慮もせずに地面を叩いていく。
最悪な天気と言うべきか、鳴り止まぬ雨は
カフェの裏出口についた小さな屋根の上からも何度も滴り落ちた。

「 はぁ… 」
思わずため息が溢れ出る。
天気予報では曇りまでと言っていたのに、と
内心夕方のニュースに怒りをぶつけながら鞄を自身のタオルで包んだ時、
ふと視界が影になる。

顔を見上げれば、そこには傘を持った背の高い女性がいた___


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