ある日
しとしとと雨が降る。
果帆はそんな外を眺めながら休みの人へにプレゼントとして折り紙を折る。
黙々と果帆は折り紙で服を作り始める。
他の子もわいわいとしながら作っていた。
何個か作り終えて来ると誰かが話しかけてきた。
「あっ…将也…」私は彼を少し見上げながら言う。
彼はニッと笑いながら赤い折り紙を出して私に差し出した。「これでおってー」彼がそう言った。私は赤い折り紙を手に取り、服を作る。
「はい」作り終えた私は彼に赤い服を渡す。すると彼は受け取って「俺の服と同じ色!」そう言いながらこっちに笑いかける。私も嬉しくなって微笑む。
「なぁ、もっと作れる?作り方教えて!」
彼は無邪気そうに言う。私は黙ってうなずいて2人で作り始めた。
「ねぇ」彼が話しかけて来る。私はゆっくりと彼の方は顔を向ける。「何?」私が問う。「信頼している子っている?」彼がいきなり聞いてきた。「女子で?」私は気になって聞いた。「男子で」答えた。男子でかぁ…「男子ででは…ちょっと分からないかな」私が答える。すると彼は真面目な顔をして____
「俺は果帆のこと信頼しているよ」
彼がそう言った。
「え…?」私の顔がみるみると赤くなっていく。信頼してくれているんだ。そんなにいいことしてあげたっけ。
「じゃあ、わ、私はー」
私がいいかける。けれど彼は違う所へ行く。私は口を真一文字に結ぶ。顔が熱いのが分かる。
嬉しい
その時私の心の中に恋が芽生えた