恋時雨~The remaining 7 days ~*

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4:ちまちゃん◆4E:2018/03/16(金) 22:58

一日目

__卒業まであと今日を入れて7日__
3/16

とってもだるい卒業式の練習。けれど真面目にやらないと…

「…っ…ほっ…」誰かの声が聞こえる。けれど私は無視しずける。
「かほっ!」
大きな声で名前を呼ばれた。ハッとした私は隣の穂乃果を見る。穂乃果はくすくすと笑いながら「大丈夫?」と聞いてくる。あ…寝てたのか。私は卒業式の練習に寝てしまっていたようだ。前を見ると前に座っている子達が呆れたような表情で私を見る。後ろを振り返って見ると後ろの子達も笑ったり、呆れた感じで私を見ている。その中に__(げっ…将也やん)私は顔を赤らめながら将也を見る。彼も笑いをこらえているようで顔が赤くなっている。
(は、恥ずかしー…)
私は正面を向き顔が熱くなるのを感じながら練習が終わるのを待った。

「ぷぷっ…災難だったねぇ」穂乃果が私の顔を見ながら言う。「ぐ〜…」私はうめき声を上げながら穂乃果をキッと睨んだ。
「もうその事については触れないでおくれ…もう中学行くのに寝てましたーとか恥ずかしいよ…」私は顔を手で隠しながら穂乃果と話す。

「ははっ…」後ろで楽しそうな声がする。振り返ってみると歌恋ちゃんが将也と話している。
さりげなく触ったりして…
(いいなぁ…)私は口元を結びながら楽しそうな姿を見つめていた__

帰り
どんよりとした空。まるで私の心…
「はあ…」ため息をつきながら歩く。
こんなにも好きなのにー私はそう思いながら手を握りしめる。「もう少し…で終わっちゃうんだなぁ…寂しい」私は小さな声でポツリと呟きながら空を見上げたー
「好きなんだよ…」私はどんよりとした空に呟いた


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