夢の中は、暗闇だった…。その中に一人の20代位の若い女性が立っていた。彼女は、髪は長く綺麗な顔立ちをしていた。透き通る目が特徴で、夜桜の図をした和服を身にまとっていた俺は、その彼女に一目惚れした。
(うわ、綺麗な人…目も透き通っていて綺麗だな…。まるで、お人形さんみたい…。)
「………」
彼女は何かぶつぶつと呟いてるのが解った…。
(何を呟いてるだろう…)俺は、その彼女に好意と興味もあり、彼女に話掛けた。
「あの…どうしましたか?何か悩んでるですか?」
「…っ、あなたの好きな色は何…?」
「………え?」唐突な質問だった。俺はつい、一歩引いてしまった。
「貴方の好きな色は、何?」その質問しかしなかった…。俺は嫌な予感をして、その女性から逃げ去った。
(あれは、おかしい…その質問しかしないとか、ヤバい…!あの質問に答えちゃダメだ!)俺はそう判断した…。すると目の前から彼女が現れ、俺に襲いかかった…。
「うわ…っ!!」
彼女はいつの間にか和服からアンティークな洋服を着ていた…。目も透き通ってるが、目の色が赤く光っていた。
「貴方の好きな色は、何?」
一瞬にして俺は、恐怖のどん底に突き落とされた…。咄嗟に俺は、
彼女の質問に答えてしまった…。
「綺麗な、黒…!悪魔な色っと言われてけど、綺麗な黒が好きっ!」
「…」その瞬間、彼女の姿は消えていた。
俺は、現実へと戻った…!時刻は、真夜中…。俺は彼女が何者なのか気になり急遽、倉へと閉じこもった…。