29,堂々の不正行為
ふぅ。
私は、そっと胸をなで下ろす。
どこに隠れたか?
ふふふ、それはね・・・本棚の裏!
バレやすいけどね。
「ドキドキしてきたぁ・・・」
ミオウさんの気配。
そうっと見ると、ミオウさんは柱に向かっていた。
あはは!
土方さん、バレたね。
「見つかったか・・・」
土方さんは、髪をかきあげる。
それもサマになってる。
「これはなかったことにしろ」
はぁ!?
それって・・・。
私が、もう一度伺うと。
ドンッ
軽やかな(?)音と共に、土方さんがミオウさんに、壁ドンしていた。
って、これ、堂々の不正行為じゃない!?
【>>32 ヒドい意味で言えば、デカいだよね〜!】