「二人とも、アイドルやろうよ!」
次の日、私は早速二人に話してみた。
「未来……それ、本気なの?」
いきなり言ったからかもしれないけど、くーちゃんこと空花は
半信半疑な感じだった。
「本気だよ!桜奈ちゃんも、どう?」
「え、私は……ちょっと……」
桜奈ちゃんは、なんだか恥ずかしそう……。
でも!
「出ようよ、ほら!これ見て!」
私はちょっと強引に、桜奈ちゃんを引っ張り込んだ。
そして、昨日もらったパンフレットを見せる。
「なになに……アイドルのオーディションで、三人で出場してくださいか。
……だーかーら、私たちを誘ってるの?」
「うん!」
「未来ったら……」
くーちゃんは、ちょっと呆れた様子だった。
だけど、パンフレットを置いて私の方を見る……。
「いーわ。誘ってくれたなら、やってみたい」
「本当!?っやったぁ!」
よし、くーちゃん説得!
あとは、桜奈ちゃんだけど……。