「家壊せ! 家壊せ! 家壊せ! 家壊せ! 家壊せ! 」
「いちいち、オウムみたいに同じ言葉を連呼するなよ。子供じゃあるまいし」
本当にうざい奴に絡まれたよ。全く。
こいつは自分の土地だと言い張っているが、俺に土地を使用する権原があることとは別の話だってことが分からないのだろう。
「あのね、お前の土地だったとしても俺には土地を使用する権原があるんだよ。もう良いから早くどっか行けよ。どっか行け、どっか行け、どっか行け」
「お前こそ、同じ言葉を連呼してるんじゃねーよ」
ああ、余計なことをしてしまった。何ていうことをしてしまったんだ俺は。