見てくれてる人いた!ありがとうございます((スライディング土下座
路地裏に入ろうとした瞬間
ヒュッ
と、俺の頬を何かがかすった。
「っ!?」
かすった頬からは赤い血が滲み出る。
さらに次々と石やら瓦礫が向かってくる。
それを避けつつ路地裏に入るが、やはり全て避けきれるわけもなく、腕や脚に傷が出来ていく。
男は愉快そうに高笑いする。
「どうだ、触れたものを自由に操る俺の能力!強いだろう!?怖いだろう!?」
男は続ける。
「さらに、俺は大会社の社長の跡取り!俺はこの能力で、世界を支配する──!!」
そう言いながら、じりじりと近付いてくる男。
(こうなったら…仕方ない)
刀に手をかける。抜こうとした、そのとき。
「この世界を支配?出来るわけないだろう。寝言は寝て言え」
青い仮面を付けた女が、男を蹴り飛ばした。