訂正>>101>>102
敵第三艦隊旗艦『漢遠』
『漢遠』の司令室が映った
共に漢遠ではなく雄遠
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だが魯国第三艦隊は、そんなことなど露知らず如何に前方の艦隊を壊滅せんと考えていた
「呂総司令殿」
「なんだ?副官」
「通常移動ではなくワープの方がいいのでは?敵勢は突然の襲撃に驚くでしょう」
「そうだな、見事だ。では、全艦ワープ準備に取りかかれ」
艦隊はワープ準備のためレーダーや自動砲撃などの機能を全停止した。真横に敵主力が来ることなど知らずに。
「ソナー司令長官殿、ワープが完了しました」
「よし、では全艦に告ぐ、帝国の命運はこの一戦にかかっている、臣民は諸君らの勝利を確信している、各員は一層奮励努力せよ」
旗艦から発せられた信号に各員の士気は天を衝いた。過去6回の攻勢では見なかった士気の高さだった。
「全巻、T43テレポートミサイルを発射せよ。着弾後、すぐに敵艦へ前進する」
すでに魯国は所有しているが我が国が昨年やっと作成したテレポートミサイルが千余本発射された、瞬時に目視できる範囲から消えた、あとは敵艦への命中を祈るばかりだ
「ワープまで10、9、8、7、6、・・・ん?」
魯国艦隊の面々は驚愕した突然、大量のミサイルが飛んできたのだ。新型ミサイルの開発に成功したことを掴んでいない彼らは目の前の状況が飲み込めないまま爆炎と共に消えて無くなった。
「命中率・・・お、およそ9割9分7厘!」
「ほぼ当たったな・・・よし、全艦前進!」
予想外であったに加えワープのため自動砲撃などの機能が停止していたので命中率は高くなるはずだった。遠く離れた帝国七個艦隊からもその凄惨さがわかるほどだった。