万里一空!

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18:まつり^^ゆず◆klVAly.:2018/11/03(土) 22:36

「絢利ちゃんって、なんで感情を殺.すことができるの?」

 えっ、と声をなんとなく発した、気がする。
 表情が、貼り付いた笑みが、ストンと抜けていくことがわかった。



 気付いたら、いつも口角を上げていた。 
 面白くもなんともない。不快なことを言われる。

 それでも、なぜか笑っていた気がする。
 笑うしか、無かったのか。


「 無愛想、もっと笑いなさい 」
「 顔、怖いよ〜 」
「 常に笑顔でいられたら素敵ですね 」


 ――――――ああもう、めんどくさいや。


 私は感情に蓋をできた。

 すごく面白い、笑いが止まらないようなことが起きた。
 でも、『大したこと無いよね』『面白くもなんともない……』そうやって心のどこかに蓋をして、スイッチを切って。

 すると、フッと何にも感じなくなる。表情も気持ちも、何もかもが抜け落ちた。

 これは、誰にでも出来ることなんだ。今までは、そう思っていたのに。
 そんなことは無いらしい、十三歳にして気付いた。


まつり^^ゆず◆klVAly.:2018/11/03(土) 22:41 [返信]

>>18-19
さっき衝動一発書きしたのをなんとなく投下。
今までみたいに他サイトで上げてるヤツではないです。書き下ろし?になるのかな。



本当の気持ちを知ることって、怖くないですか?
『絢利ちゃんだから――』『どうせ、適当に笑ってるんだよね』『なんでも笑って受け流すんだから』
そんな言葉の描写を入れたかったと投下後に思った駄作者()


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