とある事情で引きこもりとなった俺は、プロデューサーとして無理やり就職させられました

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1:アーリア◆Z.:2018/07/15(日) 23:26

プロローグ 


 とても言葉には表せない苦痛が俺を襲う。
 棒のようなものが俺の肛門に突き刺さっているのだ。

「早く、国王の居場所を言え。さもなくば、お前の腸がぐちゃぐちゃになってしまうぞ? 」

 取調官がそう言った。この取調官が苦痛の原因である。こいつが、拷問のつもりなのだろうか、棒のようなものを俺の肛門に突き刺したのだ。

「知らないと言っているだろ! お前たちがいくら拷問をしようと、俺は本当に知らないんだよ。嘘の場所を言うくらいしかないね」

「知らないはずないよな? 」

 取調官はそう言って、棒状のものをさらに奥へと突き刺すのであった。
 
「や、やめろおおおおお! 」

 当然、痛みと不快感が俺を襲う。生きた心地などしない。

「やめねえよ! お前このまま、サウナ5時間な? おい、巡査、こいつをサウナ室へ連れていけ」

 この糞野郎は俺にさらなる地獄を与えようとしたのであった。棒状のものを突き刺されたままで、サウナ5時間だ。

「はあ、はあ、……俺はただ地獄を味わう事しかできないじゃないかよ。国王の場所など知らないのだからな! 」

 実際、国王の場所など知らない。

「まあ、喋る気になったらいつでも出してやるから地獄ではないだろ? 」

  
 嗚呼、こちらの言い分を聞くつもりはないらしい。
 地獄は今後も長い間、続くのだろう。運よく死んだら良いな。


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