>>17
ありがとう˚✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮ ❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚
〜小さな決心〜
図書館から帰ってきて、電話しようか迷った。スマホを手にして電話しようとした。でも…さっき別れたばっかりだし、そんなすぐに電話しない方がいいよね。嫌われちゃうよね。私はそっとスマホを自分の机に置いた。
あれからご飯を食べているときも、お風呂に入っているときも、ずっとそのことを考えていた。
どうしよう。どうしよう。どうしよう!
私は夜の9時くらいにやっと決心して電話をかけた。
プルルルル…少し経って、電話の向こうから声が聞こえた。
「もしもし?」
そう言われて私は息を吸い込んで。
「音桜です!!!護さんですか?」
勇気を出して思いっきり言った。
「はい。音桜さん、電話ありがとう!」
電話をすると決心してよかった。
「護さんこそ、電話番号を教えてくれてありがとうございます。」
なんか、ちょっとホッとした。
「こんな時間にかけてすみません!あの…今日、とても楽しかったので、またお話ししたいなと思って…」
ホントに、今日はとても楽しかったんだ。
「いいよ!でももう夜だし、明日2人で会うのはどう?」
そう言われて、私は1人で驚いていた。こんなお誘いされたことないから。
「明日、会いたいです!!!何時頃にしますか?」
私たちは時間を決め、電話を切った。
今日は少し早めにベッドに入った。
だって私は男の人と2人きりで出かけたことなんてなかったから。(家族は別)
つ、つまり…これってデート!?