プロローグ いつもと変わらない朝だった。 制服に着替え、朝ごはんのシリアルを食べていえをでる。ただし、みんなと違うことが一つだけ。 『誰とも言葉を交わさない』 べつに声が出ないわけでもないし、自閉症ってわけじゃない…。ただただ、人と関わりたくないだけ。 過ぎ去る木々も、風も、雲も 全てが透き通って見えるほど美しい。 でもそれは…今日までだった…。