中は、とても豪華だった。広い玄関。シャンデリア。いったい、いくらするのだろう。
客間のようなとこらに連れられた。
「実は、果穂様は極度の男嫌いでして…
ですので、女装してくれません?」
3 キャラの特性を活かしきれていない
例えば進藤 翔の声優志望という個性。
これが冒頭で消えてしまっているのが非常におしい。
例えば >>8 でのメイドさん
翔を雇った理由が『女性の声を出せるから』とか。
男性に慣れてもらうため、声のトーンを落とした翔に果穂がちょっとドキッとするとか。
更衣室で不意に男の声出たのをドア越しに聞いてた果穂が、男の子を連れ込んでると勘違いしてヤキモチとか。
色々やりようはあると思うのですよ。ええ。
まあ、個性を全面に押し出せばいいというものでも無いです。
恋に落ちるのは簡単ってタイトルですし、
特に接点もなかった。話するのもバイトだけ、なのに……。
ってコンセプトならアッサリしてるのもアリだと思います。
ただキャラクター=個性です。
参考に『転校生のあの子』『死んでもいいから、私は アイツに恋されたい!』も目を通しましたが、登場人物の個性を活かせると面白い作品になるなーと感じましたし、キャラ(特に主人公)の『目指す場所』がハッキリすると、キャラが作品を引っ張ってくれるようになります。
目指す場所とは何なのか、それは
【この『作品』でこの『登場人物』は『何をしたい』のか『どうなりたい』のか】です。それがキャラクターの魂と言っても良い部分です。
誰かに好かれたい。助けたい。頑張りたい。壊したい。
作品の中でそれぞれのキャラクターが貫く『思い』『願い』『夢』を決めて見て下さい。
それからその願いを『どうやって』叶えたり、伝えたりするのか。
この部分が個性になります。
『好かれたい』から『好かれることをする』
『好かれたい』から『嫌われることをする』
『誰かを利用する』『弱いふりをする』
中には好かれる方法が分からずに目の前でサンバを踊るキャラも居るかもしれません。
(ドン引きでしょうがすごい個性ですw)
実際にいるかどうかはさておき、
個性は読者を楽しませます。
キャラ作りの時に意識してみて下さい。
と言った感じで本当に長々話してしまいましたが、
結局何が言いたいかと言うと、
この作品、おもしろかったです。
新作も更新待ってます。
それではー。