『ファンタジーハイスクール』
ここはごく普通の高校、これといった問題もなく平和に過ごしています。
ただ…この町には問題が溢れていますが…
「おはよ!」
「おはようございます❗」
いつもの朝が、想時高校に訪れる。
そして、ホームルーム
一番後ろの席で外を眺める女子高生
土屋まつり
担任の話は耳に入っていないようだ。
開け放たれた窓から心地よい海風がショートヘアを揺らしている。
窓から見える町には…
ドオオオオオオオン!!
爆音が鳴り響く1−Aのクラスメイトは揃って窓を眺めると
「あー今日もヤツらきてんのか」
まつりの隣の席の
桃井祐希
腰まであるロングヘアが特徴的だ。
大変だねぇ ポツリと呟いた。
担任が終わりを告げると誰もが思っていたが…
「ここで転校生を紹介します!」
ざわめく教室
「どんな子だろう…祐希」
「物好きだね…こんなとこに来るなんてさ」
どうぞー
促され入ってきたのは
特徴から言えば
ボブカットに黒縁メガネ
そして…キレイな銀髪だった
祐希は黒髪
まつりは紺色
クラスメイトも茶色や赤色はいるもののやはり銀髪は輝いていた。
「えーーっと…中村なごみ」
…ですと最後の方は聞き取れなかったがかろうじて祐希やまつりにも名前は聞こえた。
なごみの席は前でここからは後ろしか見えないがやはり目立っていた。
一時限目
ドオオオオオン!
爆音が鳴り響く。
まつりがなごみを見るとびっくりして口を抑えていた。
だいじょうぶかな…
とまつりは思い休み時間祐希と行ってみようと考えた。