もうひとつのお話?を載せます(半分ボツ状態)
ちなみに白木さんは>>3で名前だけ出てます。
「それで、話って何?」
私は静かにすぅっと息を呑んだあとこう言った。
「私最近辛いんだ。あなたを見ていると」
「え……。え?それってどういう事なの?ちとせ…」
そうだよね。こうなるのが普通。
けど今こうして二人きりでいるのも辛い
白木さんは南さんの席に行っていつも…いつもいつも楽しそうに話してる。私にはそんなこと出来ない。自分から話しかける勇気なんてない。だからそんな白木さんを前までは羨ましいと思っていた。けど今は違う。
南さんと楽しそうに話している白木さんが憎い。
そんなことを考えてるうちに私の心は黒く染まっていくかのように、もやもやした気分になっていた。
いや、既に心は真っ黒に染まっている。
「南さんと楽しく話しているあなたが憎いの。……そして辛い」
「あきと…話してるわたしが…憎い……辛い……?」
話せば話すほど辛くなっていく。それどころか白木さんの姿を見ているだけでも気分が落ち着かなくなってきた
「そう。ただただ憎い、辛い。あなたが…。
だから私は今ここにいる」
「ど、どうしたの!?ちとせ!今日はお泊まりなんだよ?そんなこと言わないで、お泊まりを楽しもうよ!」
「……確かにそうだけど、それ以上にあなたが憎いから。」
「ち、ちとせ……?あの…ごめんね?寂しかったんだよね…ちとせは…。だから…その…」
「こっちこそごめん。こんなこと言っちゃって」
「…!
ちとせ…!」
「だからさよなら。」
私は隠し持っていたはさみをポケットから取り出し白木さんの腹と胸元にぐさりと刺した。
「……っ!!」
白木さんはばたりと倒れた。
「白木さん、本当にごめんね。私はあなたともっと話したかった。けどそれよりも自分の気持ちを優先しちゃった。」
最低なことをした自分が許せない。そして白木さんのことも許せなかった。
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「夜空…行方不明なんて嘘だよね……?」
「夜空ちゃん…どうしてこんな事になったの…」
今私の目には南さんと星川さんが悲しんでいる姿が映っている
私がころしたなんて言えない…
けどこうすれば南さんはまた私に寄り添ってくれるはず…。
ちなみに>>9のお話は本編とは関係無いです…